7年前、縦隔部に7センチ×4センチの腫瘍が見つかりました。医師からは手術、抗ガン剤、放射線のフルセットを勧められましたが、5年生存率は実に6〜7%。それでも、手術をすれば非常に良い結果が出ることもあるからとのこと。
他の病院の先生方にも相談しました。やはり手術は侵襲が大きいし、リスクに見合うだけの成功率も無さそうです。 結局、三大療法の中では比較的ダメージの少なそうな放射線治療だけを受けることに。7週間の予定でしたが、途中で喉の痛みが出てきたので、三週間で中止しました。
自分に合う治療法を見つけるために
ガンがわかってから3ヶ月目に、余命半年との宣告がありました。どうやら西洋医学には頼れないというのが現実のようです。
家内と二人で勉強を始めました。知人から教えてもらったものも含め、20数種類の民間療法の中から、これはと思う7種類ほどを実行に移していきました。2〜3ヶ月やってみて効果がなかったら次の7種類。それでもだめなら、さらに残りの7種類を試してみようと。
幸いなことに、最初に実行に移したもので効果が出始め、それを続けていくことで、完治にもっていけるかもしれないという手応えを感じました。
当初は家内が一生懸命だから、それに応えないと、という気持ちがあったのは事実ですが、食事療法に関しては、下痢がなくなるなど、体質改善につながっていることははっきり自覚できました。
最初に腫瘍が縮小しているのがわかった時、医師は放射線が効いたとの判断でした。そうだとすれば、中止したからにはまた大きくなってくるはず。民間療法が効いたのなら、次の検査でも引き続き小さくなってくるはずだと思うと、経過を追うのが楽しみになってきました。
ガンであることをオープンに
有益な情報が次々に入ってきたのも、ガンであることを隠さなかったからだと思っています。職場にはもちろん、学生時代の同窓会などでも、現状を皆に話しました。
仕事の面では、通勤時間もストレスも格段に軽減される仕事に移ることができました。
富士登山を誘ってくれた同期の友人もいます。もしも病状が悪化すれば、責任を問われることも覚悟しての誘いでした。
結局、台風の通過で、富士登山は延期となりましたが、その友人たちと30年ぶりに登山らしい登山に参加しました。2330メートルの瑞牆山の頂上に無事立った瞬間の感動は、今でもありありと甦ります。きつかったのは事実ですが、目標に向かって進む精神力が鍛えられた気がします。たっぷりと森林浴ができたのも、大いに自己治癒力アップにつながったでしょう。
それから4ヶ月、平成9年12月のX線CTの結果、腫瘍は完全に消失していました。
以後、半年ごとに検査を受けていますが、再発の兆候は全くありません。自分の体験が少しでも参考になればと、ホームページを開設し、念願の富士山初登頂を果たしました。
新しく授かった命を大切に、そして大いに楽しみたいと思っています。 |